大天使メタトロン
その存在を記した文献は非常に少なく、ユダヤ教の聖典タナハ、旧・新約聖書、コーランのいずれにおいても直接の記述はない
じゃあ何処に書かれているのかと言われればユダヤ教の聖典の一つに数えられているタルムードや、カバラ・聖典として認められていない外典・偽典などに僅かばかり記されている
メタトロンには「契約の天使」「天の書記」「神の代理人」「炎の柱」「闇の支配者」等といった数多くの異名がある、しかもその数は幾つかの説があり、文献によって70.76.106通りetc…と総数からして多い
名前だけでなく多くの存在と同一視されることが多い、聖書に登場する幾つかの「天使」「ウリエル」。はてはサタンと同一視されるサマエルやサタンと同一視されることすらある
更には後述する「ミトラ」を起源とする説があるためゾロアスター教とも関わりが深い。どんだけ顔が広いんだよ
出エジプト記によると、太陽よりも光輝燦爛とした火柱となって出現したそうだ。(ただし出エジプト記に彼女の名前は一切書かれていない、一般的には神そのものとされている)
ミサイルを振りかぶるのはそのためだろうか。
元々はアダムから六代目の子孫「エノク」が天使となった姿と聖書偽典「エノク書」及び第二・第三エノク書「宮殿の書」に記されている
そこではエノクが天に昇り、やがて神から讃えられメタトロンと言う天使の名を与え、神はメタトロンを「小YHWH」であると最高天に居る全ての天使に宣言するのである
メタトロンには御使いを意味する「エル」という文字が名前につかない
名の語源には諸説あり、ギリシャ語の「玉座に侍るもの」ラテン語の「案内人」ペルシャを起源とする神「ミトラ」等、時に神に等しい存在として、ミカエルやガブリエルを凌ぐ天使であるとされるのだ
そう、つまり神に等しい天使がこれまた神の名を冠する大陸間弾道ミサイルをバット代わりにフルスイングするのである
出典元が現在聖書として認められていない文献ではあるがコレを罰当たりと言わずに何というか
そんな装備で大丈夫か?